Natural-Aspiration’s blog

太くて長い、或いは、太くて短い、ヘラクレスオオカブトを育てたい。

蛹化〜羽化

〜あると便利〜

人工蛹室

 

カブトムシにとって蛹の時期はデリケートなので、自然のまま蛹化〜羽化まで持っていける場合はそれが一番なのですが、ヘラクレスオオカブトの♂はツノが非常に長く立派な形をしています。

そのため、飼育ケースのサイズに合わせ、どうしても小さな蛹室を作ってしまいがちな飼育下では蛹室のサイズが足りずツノ曲がりが発生してしまうケースも見受けられます。

そのリスクを避けるために、♂が蛹化するのに合わせ、蛹室を暴く(露天掘りする)か、人工蛹室に移すという方法があります。

 

人工蛹室の作り方→ 

 

蛹室を暴く場合は幼虫が前蛹(体全体がシワシワになり手と足が固まって動かない状態:蛹室を作り始めてから約2週間後くらい)になってから完全に蛹化するまでの間に行う必要があります。

(手と口が固まっていないともう一度蛹室を作ろうと暴れてしまい、サイズダウンにつながります。)

 

蛹室を暴いて、そのまま蛹室を使えそうなら、露天掘りの状態で使用するか、或いは、人工蛹室に移します。(※いずれの場合も乾燥に注意して管理を行います。) 

通常、蛹化から1〜2ヶ月くらいで羽化します。

蛹化〜羽化の期間はヘラクレスオオカブトの飼育において最もデリケートな期間なのでできるだけ刺激やストレスを与えないように注意して管理していきます。