Natural-Aspiration’s blog

太くて長い、或いは、太くて短い、ヘラクレスオオカブトを育てたい。

幼虫飼育

〜必要なもの〜 

飼育ケース

発酵マット

温度計

〜あると便利〜

虫スプーン(特に初令幼虫はデリケートなので素手で直接触れることは避けたい)

 

ヘラクレスオオカブトの飼育では発酵マットを使用します。

発酵マットはガス抜き(マット内で休眠状態になっているバクテリアを活性させ発酵状態を安定させる工程、マットを攪拌し酸素を供給することで、1日〜2日で嫌気臭が消え、マット本来の状態に戻すことを指します。)と必要に応じて(手で握って崩れない程度を目安に)加水します。

マットはガチガチには詰めず空気が入るようにします。

 

カブトムシの幼虫は特性上、多頭飼育も可能ですが、ヘラクレスの場合、オスは特に大きくなりますので、一つのケースに一頭づつ飼育したほうが無難です。

 

幼虫を管理する際の温度は、基本的には成虫と同じで20℃〜25℃の範囲で、できるだけ一定に保つことが理想とされています。

 

マットの交換は2〜3ヶ月に一回程度行います。

また、コバエや線虫などが発生して劣化してしまった場合や、フンが目立ってきた場合は早めに交換する必要があります。

 

※マットを交換する際には上のほうに古いマットを少し入れると幼虫にかかるストレスの低減とコバエ対策になります。

 

 ヘラクレスオオカブトに限らず甲虫は成虫になってから大きくなることはありません。

幼虫をいかに大きく育てられるかが重要です。

そのためには温度の管理とエサであるマットが大切です。